ごあいさつ
当連盟代表よりごあいさつ
理事長 上野 真
(岐阜県)
新日本運転代行連盟は、運転代行業の健全な発展の為に全国の運転代行事業者の皆様と共に、活動いたします。
運転代行業は特に地方において、社会生活、飲酒運転撲滅に必要不可欠なサービスに
成長してまいりました。
しかし、長引くコロナ禍は運転代行業にも、もれなく甚大な損害をもたらし、
また問題点も改めて浮き彫りになりました。
日本標準産業分類においては、都道府県公安垂員会認定が必要、かつ日本国内で約7000から8000業者近く存在しながらも、『他に分類されない「その他生活関連サービス業」』とされ、法律上の地位も明確ではありません。
国土交通省、警察庁連名で、地方自治体担当部局に対し、事業継続支援策要望が度々発出されましたが、コロナ禍から約3年近くたった現在でも具体的な支援が実施されず廃業を選択された事業者もたくさんいらっしゃいます。
残念ながら現在の運転代行業界は後継者が引き継ぎたいと思える業界ではなく、業界の将来も明るいとはいえません。
お客様の大切な生命、財産を預かり、社会の交通安全に資するとされる以上、安全安心なサービスを継続するためには、社会的地位の確立は最重要課題であり、あわせて労働環境の改善、適正な利益の確保等がなされる最低利用料金条例の制定促進等を組織的活動によつても推進していくことが、運転代行薫が生き残る為には必要なことだと考えます。
そして、それが、後継者が引き継ぎたいと思える業界になることに繋がると考えます。